麻生新幹事長と消費税

福田改造内閣で「上げ潮派」が締め出されたと、
竹中さんがテレビで文句言ってました。
「景気悪くなる」って。

確かに、麻生幹事長を含めて消費税引き上げ派が権力を掌握した観はあります。
麻生さんが「基礎年金の全額消費税化」を掲げており、彼の盟友が与謝野さんであることは、
とうぜん周知の事実だと思っていました。

「麻生オフィシャルサイト」
http://www.aso-taro.jp/lecture/kama/2008_3.html

<そこで私はこの際思い切って、保険料方式から「全額税方式」に改めたらいかがかと提案するわけです。その税源は消費税を5%から10%にして約13兆円を捻出します。そのかわり勤労者は国民年金なら月々1万4千円納めなくてよくなりますから、12ヵ月をかけますと16万8千円、これを消費税で換算しますと336万円の消費になるはずです。月に直すと28万円の消費をすることになりますが、普通のサラリーマンで、月28万円消費税対象の消費をしている方はそんなにはおられないと思います。>

ところが、「フジサンケイビジネスアイ」はヘンなこと言っている。

http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200808020003a.nwc

<企業経営の経験があり成長重視の上げ潮派に近いとされる麻生太郎氏が幹事長に起用されたが、「政策を軸にした再編もあり得る」と分裂もちらつかせる中川氏らの反発は必至だ。

 福田首相としては、対立の火種は覚悟の上で、財政再建路線を堅持する姿勢を示す必要があった。 >

与謝野と麻生の間で。消費税をめぐる対立はありえず、このフジの記者は何も知らないようです。

次の毎日のような書き方が正しいです。

http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20080802ddm003010002000c.html

<一方、麻生、与謝野両氏と対立関係にあり、今回党役員就任、入閣が見送られた中川秀直元幹事長は1日夕、国会近くのホテルで記者団に「(麻生幹事長は)総理の決断でしょ。いろいろな意味から決断されたんでしょうね」と答え、車に乗り込んだ。>