負けた側の御用学者は沈黙すべきか

hamachan経由ですが、山口二郎が、
「敗北した自民党政権の御用論客は民主党政権にお説教などせず退場せよ」と言っているらしい件。

http://d.hatena.ne.jp/kihamu/20091020/p1

<山口と同様ないし近似の党派に属する学識者たちが、これまでの数えきれない「敗北」の反復の中で素直に「退出」してきたと認める人は、果たしてどれだけいるだろうか。05年総選挙の敗北者たちが揃って口にしたのは、自らの政策・主張が支持されなかったことの受け止めと反省ではなく、いつも劇場政治・ワンフレーズポリティクスへの批判や、メディアへの不満ばかりだった。そして、国民は「郵政民営化」そのものを支持したわけではない、と決まって口にしたものだ。この口振りは、最新の「敗者」による「国民は民主党の政策そのものを支持したわけではない」との決まり文句にそのまま継承されている。>

2005年までほぼ連戦連敗してきた党派を支持してきた山口ら論客が、
一回も論壇から退場したことはありませんからね。

ずっと負けている側の「負け犬の遠吠え」は許されるけれど、
直前の国政選挙まで権力にあった御用学者は「一回休み」しろ、ということかなw

hamachanいわく:

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-8c70.html

<逆に山口氏の論では、小泉政権が300議席獲得した以上、労働者の権利などという寝言をほざく愚かな研究者は「時に利あらず」とあきらめ、すべからく退出して沈黙を守るべきであったことになりますが、それはいかがなものでしょうかね。>