指し値介入

短い記事が続くのは、今書く時間がないからです。とりあえず忘れないため記事をメモしているのです。

「介入において、当局が特定の水準に言及するのはよくない」と言うけれど、ホントかな~?(というのをちょっと書いてみたい)

スイス中銀のマネ、とか言うけれど、公表するかどうかはともかく、特定の水準をターゲットにして徹底的にやるなんてこと、誰でも考えつきそうなのに、なんでこれまでやらなかったのかね?

ドル売りには外貨準備の制約があるけれど、円売りなら無制限にできるわけだし。

経団連あたりによれば、最近の日本の最大のライバルは韓国らしいから、「韓国ウォンの相場を固定する」ぐらい宣言したらどうかね。

日本政府が韓国を正式にライバルと宣言するようなことは、日本人のプライドを傷つけるかもしれないが、韓国人は喜ぶんじゃない?

もちろん、韓国人の実益は損なわれるわけだが。

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http://www.nikkei.com/biz/focus/article/g=96958A9C93819499E1E3E2E3E28DE1E3E3E2E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;dg=1;df=3;p=9694E3E6E2E7E0E2E3E2E0E7E3E5

<「76円台、77円台は適正でない」と発言した以上、今後は76円台、77円台まで円高が進むたびに円売り介入で対抗する――。もはや円高進行に終止符を打つには、スイスが9月初めに発表した「無制限のスイスフラン売り介入で対ユーロ相場を1ユーロ=1.2フランに事実上固定する」といった奇策に同調するぐらいしか手は残っていないのかもしれない。>

http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C9381949EE1E3E293858DE1E3E3E2E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2

<政府・日銀が31日、3カ月ぶりに円売り・ドル買い介入に踏み切り、円は1ドル=75円台から79円台に急落した。しかし、円相場は正午前あたりから79円20銭近辺で動きが止まり、午後3時にかけてびくともしなくなった。相場を膠着状態に陥れたのは、政府が用いた新手の介入手法だ。79円20銭近辺に大量の円売り・ドル買い注文を置くことで、この水準以上の円高進行を拒んだという。市場では「スイス国立銀行中央銀行)をマネして自国通貨に上限を設けたかのような手法だ」との見方が広がっている。

 ついに政府・日銀がスイス中銀をマネし始めた――。情報端末の画面で動かなくなった円相場を見つめながら、国内銀行の為替担当者がつぶやいた。政府・日銀は午前10時25分から断続的に為替介入を実施。円は一時79円55銭まで急落したものの、その後にやや下げ幅を縮小。正午前に79円20銭近辺に落ち着いて、それから午後3時にかけてほとんど動かなくなった。

 複数の市場関係者によると、日銀は電子ブローキングシステムを使い、79円20銭よりも若干の円高水準で大量の円売り・ドル買い注文を入れたという。いわゆる特定の水準で円を売ってドルを買う「指し値注文」だ。その量は「1000本(1本は100万ドル)」(外為関係者)とも言われており、円買い・ドル売りをしたい国内輸出企業などの注文を市場で大量に吸収したという。円相場が動かなくなったのはこの「指し値介入」のためだ、との指摘が市場で相次いでいる。

 スイス中銀は自国通貨の相場上昇を阻止するために、対ユーロでスイスフランの上限を設定し、為替介入を実施している。政府・日銀が79円20銭近辺を円の「上限」にしているのと状況はそう変わらない。>

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23911920111031

<[シンガポール 31日 ロイター] 31日のアジア時間取引で、ドルが対円で79.20前後に張り付いている。日本の当局がドル買い/円売り介入に踏み切ったことで、日本もスイスのようにドル/円相場に下限を設定するのではないかとの観測が市場関係者の間から出ている。
 あるディーラーは、ロイターのチャットルームを通じ「彼ら(日本の当局者)は、スイスが下限を設定できるなら、なぜ円についてもできないのかと考えていると思う」とコメントした。

 スイス国立銀行中央銀行)は9月に、スイスフランの対ユーロ相場について、1ユーロ=1.20フランを下限に設定し、その水準を守るため無制限に介入する方針を表明した。

 この日のドル/円相場は一時75.311円まで下落して最安値を更新した後、介入を受けて一時79.55円近くまで急回復。その後、79.20円前後で推移している。>

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1101&f=business_1101_069.shtml

<英系大手証券では、為替介入を受け「タイミングに意外感があった」と指摘。今後も介入がなされる可能性は高いとの見解で、「政府が円高抵抗に本腰を入れたとすれば、前向きに受け止めたい」と評価。それでも、スイスのように自己通貨供給を無制限に行える中銀による介入と違い、「財務省が介入資金を手当てするためのFB発行に上限が存在する」という手続き上の制約があることを勘案し、「スイス中銀のような一定水準に下限を設定し無制限介入を行うことは現時点で困難」と解説している。>