シャモニー・モンブラン(5)

シャモニーの3日目。今日が最終日です。本日の天気はあまりよくありません。トレッキングにこだわらず名所を手っ取り早く回ることにします。まず、バスでアルジェンティエールまで行き、Telepheriqueを乗り継いで、グランモンテまで上がります。
 
リフトを降りると、いきなり氷河の大斜面が。氷河の後ろの大きな山がヴェルト針峰で、右側のずんぐりとした二本のでっぱりがドリュ針峰です。見る角度によってこんなにも印象が変わるものなのですね。
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アルジェンティエール氷河のパノラマ。左手前のシャルドネ針峰から、右手奥のMont Dolentまで。
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Mont Dolentは標高が3823mあります。
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ドリュ針峰とモンブラン
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氷河を歩く登山者がいます。
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グランモンテを降りると、まだようやく12時です。もう一か所回りましょう。バスでLe Tourまで行き、telepheriqueとtelesiegeを乗り継いでバルム峠まで行きます。ここはモンブラン山域には珍しくのどかなところです。
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 峠はフランスとスイスの国境です。
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峠からゆっくりと谷を下ります。左側に見えるのが先程間近に見たヴェルトとドリュ。右側で雲がかかっているのがモンブランです。
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横から見るヴェルト針峰。ドリュ針峰が怪獣の頭のように見えます。
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牛の放牧。後ろに見えるのはAig. de Mesure (2812), Aig de Praz Torrent (2573)だと思います。
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早めに市街に戻ります。「バルムとソシュールの像」。黄色いものがチラチラしているのは、たまたま像に登って遊んでいる子供です。ややこしいのは、これは、モンブランに初登頂した「バルムとパカール」の像ではないことです。ソシュールはスポンサーだったようで、その資金で登頂が可能になったそうです。
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最後に、今回泊まったホテル(というより民宿のようなレベル)です。
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この日、夕食は御当地の日本料理店「さつき」に行きました。開店早々、18時半に行ったのですが、私が最初の客でした。するとすぐ後から、背の高い日本人男性が入ってきて、入口近くの席に座り寿司セットを注文しました。よく見ると、なんと、トレランの我が国の第一人者でUTMBで3位の実績がある、鏑木毅選手ではありませんか!
 
なるほど、Ultra Trail du Mont Blancは今週末ですから、来ているんでしょうね。やはり日本人は、国際的選手といえども、日本食を食べないと力が出ないというものでしょうか。
 
野球で言えば、イチローに会ったようなもので、大いに得した気分になりました。