M氏報道がない今日

私は、森口騒動を見て、三浦一義に似ているなと思いました。

だって、誰もがウソだと思って追及してくる記者会見なんて、針のむしろでしょう。貧乏ゆすりしながら質問を受けるこの人は何を考えているのか。とっとと白状した方が楽になれるのに、と思ってしまいます。

にもかかわらずこの人が記者会見するのは、糾弾の席だろうとなんだろうと、カメラに取り囲まれ大マスコミの質問を受けるのは快感だからでしょうね。

森口氏は、「自分は道化である、心底バカにされている」と自覚していると思います。しかし、道化として追いかけられる快感がたまらないのでしょう。

いわゆる「不存在の証明の不可能性」というやつで、「手術をやってないこと」を証明するのは不可能とはいえ、マスコミ記者の誰もが「こいつの言うことはすべてウソ」と考え、本人ももちろん「自分の言っていることはすべてウソ」と思いつつ、もっともらしい記者会見をやる茶番の不思議。

マスコミとこの人は持ちつ持たれる、なんでしょうね。

とはいえ、今日、何の報道もないようなのは、さすがに賞味期限が切れたか、と思います。

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http://hideo.269g.net/article/17366118.html

<IPS臨床手術に関する話題で大騒ぎになっている森口某氏の笑顔の会見を見るたびに、複雑な思いがよぎってしまう。諸君、自分は注目されている、大人物である、人々は下にも置かぬもてなしをしてくれる。と悦に入っている人間が、実は満座から心底バカにされていて、その激痛っぷりを楽しまれているだけだ、という光景を目にしたことはないだろうか。普通に生きていれば誰でもあるはずだ。あれは面白いもんですなあ。もとい、心が痛むものですなあ。

 現在の森口某氏に対するマスコミの態度がまさにこれだ。今や森口氏はその一挙手一投足が抜群の視聴率を稼ぐ大スターだが、その実像はといえば、ロシアのオペラに出てくる、紳士のなりをさせられてお姫様からキスされて、得意満面なところを笑われている畸形児でしかない。自覚のある道化を笑うのは知的な行為だが、自覚のない道化を笑うのはグロテスクで残酷な行為だ。豚の血をぶっかけられる寸前の「キャリー」の無残さであり、俺は森口某氏を増長させるべく下にもおかぬ態度でインタビューするマスコミ連中は炎に焼かれて死んでしまえとふと思う。こいつらは、森口某氏を糾弾せずに、適当なところで泳がせている。今さら言うのもなんだが、日本のマスコミは最低である。>