そもそも体罰の問題か

これ、橋下に都合よく学校叩きの口実を与えてしまったようなのだが、いわゆる体罰の問題ではない気がする。

ワイドショーで、サッカー立木が、「キャプテンというのは自分で立候補するものではなく監督が指名するもの」と言っていた。指名されることが大きな名誉であることは言うまでもない。

まじめすぎる主将と、厳しすぎ熱心すぎる指導者の間に起こった悲劇でしょう。

「自分が監督の期待に応えてもっと頑張らないと」「体罰を受けるのは自分が悪いから」という思いに追い詰められたんじゃないかな。

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http://www.asahi.com/national/update/0109/OSK201301090028.html?tr=pc

<自殺した生徒は男子バスケ部主将の2年生で、体育科に所属。顧問教諭から目立って体罰を受けていたとされる。「体罰は、生徒が嫌いだからではなく、チームを良くしようと思ってのことだと思う」。体育科3年の男子生徒は、顧問についてこう話した。

 大阪市教委によると、顧問は1994年4月、保健体育科教諭として採用された。バスケットボールの指導が専門で、採用後すぐに桜宮高校バスケ部顧問に就いた。過去5年でインターハイに3回出場させるなどの指導力が評価され、2012年度には16歳以下の男子日本代表チームのアシスタントコーチに選ばれた。

 普通科3年の男子生徒は「顧問は実績がありすぎて人事異動もできないと聞いたことがある」と話す。

 顧問を知る大阪府内の別の高校のバスケ関係者は「熱意があり、生徒に対して本気で接する人」と評価する。監督を兼任していた女子バスケ部の試合では、敗戦後に「勝たせてあげられなくて悪かった」と、選手に涙を流して謝っていたのが目撃されている。

 その一方で、学校が男女バスケ部員50人に実施したアンケートでは、4割以上の21人が「(自分も)体罰を受けた」、48人は「他の生徒が体罰を受けるのを見た」と回答。体育系の部にいた3年の男子生徒は「バスケ部員が顧問に怒鳴られていることはしょっちゅうで、本当に厳しい部だった」と話す。

 桜宮高校関係者は「顧問もまじめな先生で、自殺した生徒にも問題はなかった。お互い純粋な性格で、指導がいきすぎてしまった結果ではないか」と話した。 >

https://twitter.com/seijifujii1965/status/288840988120715264

<暴力教員は教職員や生徒のなかで「いい先生」として人気が高かった可能性が高い。過去の体罰死事件や、体罰を苦にした自殺を取材したがほぼそうだった。「殴ってくれるいい先生」がやっていけてしまう環境は学校全体でつくりだしているものだ。>