「共和党支持者はクリントンに投票せよ」作戦

また今日、クリントンが小勝ちしたようですが、
これも「共和党支持者はクリントンに投票せよ」作戦の成果ですかね。

http://sankei.jp.msn.com/world/america/080514/amr0805140927003-n1.htm

米大統領選の民主党候補指名争いは13日、ウェストバージニア州予備選が行われ、ヒラリー・クリントン上院議員(60)の勝利が確実となった。米メディアの集計によると、バラク・オバマ上院議員(46)に大差をつけている。ただ、8月の党大会で正式に大統領候補を決める代議員の同州への割り当ては28人と少なく、クリントン氏が大勝しても獲得代議員数で1位に立つオバマ氏の優位は変わらない。>

でも、そもそも民主党も勝者総取り方式で予備選をやっていたら
今頃、クリントンが勝っているんじゃないですか。
だって大票田の州ではほとんどクリントンが勝っています。

このまま「小浜」が勝っても、
本選では、何となく「負け印」(こういう変換!)が勝つ気がします。
やはり白人には、いろいろ受け入れがたいところがあるのかもしれません。

そもそも、アメリカ大統領の予備選って、
先にやる州に明らかなFirst-mover Advantageがあり、
後にやる州では消化試合になってしまっています。
こういう変な制度を維持しているのは、
よくわからないですね。

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http://sankei.jp.msn.com/world/america/080511/amr0805112259006-n1.htm

産経新聞 2008.5.11 22:58

【ワシントン=古森義久米大統領選挙の民主党側予備選でオバマヒラリー・クリントン両氏の対決がオバマ氏に有利に展開するなかで、全米一の聴取率を誇る保守派のラジオトーク番組を持つ政治評論家ラッシュ・リムボウ氏が各州の共和党支持者に予備選で一時的にクリントン氏に投票するよう呼びかける作戦を展開していることが大きな話題となってきた。この作戦の狙いは、民主党側の党内対決を長引かせて分裂を深め、共和党側を有利にすることにあるという。

 リムボウ氏はオバマ氏の優位が顕著になった3月初めのテキサス州オハイオ州での予備選直前から共和党層や保守層の有権者に対して民主党側に一時登録し、クリントン氏に投票することを繰り返し訴えるようになった。リムボウ氏はこれを「混乱作戦」と呼び、オバマ氏の指名確定を先延ばしにすることが目的だと公言した。

 テキサスの政治評論家のデーブ・マン氏は「共和党や中立層から移った民主党有権者はそれまでの各州ではオバマ氏により多く投票するパターンが確立されていたが、テキサス州オハイオ州では逆転し、クリントン氏への票が多くなった」と述べ、「混乱作戦」の効果を認めた。この両州での勝利が結果的にクリントン氏の延命につながった。

 5月6日のインディアナ州予備選ではクリントン氏が小差で勝ったが、ワシントン・ポストは8日付1面で「リムボウ氏がインディアナ州の結果を変えたか」という記事を掲載し、共和党側の登録有権者民主党の投票に自由に参加できる同州ではとくに「混乱作戦」の効果が大きかったようだと報じた。