「誰でも入れる」保険の真実

なかなか良心的な記事ですね。

私は常々、「後期高齢者医療制度」へのバッシングなど、
国民健康保険制度に対する不信感をあおるマスコミのキャンペーンは、
要するにスポンサーつながりではないかと、
ついつい陰謀論に与してしまうのです。

混合医療の解禁にしても、どうして反対する理由がある?
というのが大方の経済学者の反応だと思いますが、
表向きの大義名分を素朴に信ずるのは、ちと危険かな、、、、と。

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http://www.asahi.com/health/seiho/TKY200807090099.html

<もともとこうした保険には、(1)保険料が割高である(2)契約後一定期間は支払いがカットされるなどの「免責事項」がある等、「属性」と呼びたいいくつかの特徴があります。保険料の支払いリスクが高い方を対象としているため、これは当たり前です。

 営業の現場で、「加入をあきらめていた方に……」と案内される商品を検討するお客様に往々にして見られるのは、それが「最後のチャンス」でもあるかのような思い込みです。その保険に入れなかったら「無保険状態」で過ごすしかない、と認識されているわけです。しかし、現実は違うのです。そもそも、私達は、既往症の有無など問われない「健康保険」に加入しています。職業によっては、入院しても個人負担限度額は2万円程度、という健康保険組合に守られている人もいます。

 民間の保険はあくまで「商品」です。取り寄せてみたパンフレットの最初のページには「健康への不安を安心に」とありましたが、「不安」を持つべきなのは保険料の「費用対効果」だと考えるものです。 >