一般国民もそういうことを言うと、犯罪らしい

今「そこまで言って委員会」で、
例の「沖縄集団自決に日本軍の関与があったかどうか」やってます。

同様の論争があちらでもあるようですね。

<独ではホロコーストの否定や矮小(わいしょう)化は刑法に
違反する行為にあたる>

そもそもドイツでは、「公職の言論の自由如何」以前に、
一般国民もそういうことを言うと、犯罪なんですね。

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http://www.asahi.com/international/update/0213/TKY200902130321.html

<世界11億人のカトリック信者の頂点に立つローマ法王ベネディクト16世の
足元が揺れている。ナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺を疑問視する発言をした
司教の破門を解除したことが「最大の失態」と批判され、法王自身の不人気も
相まって、バチカンを訪れる信者の数が大きく減っている。

 バチカン市国は11日、成立から80周年を迎え、本来であれば
祝賀ムード一色のはずだが、逆に緊張感に包まれている。きっかけは、
教義の解釈をめぐる対立から破門された超保守派司教4人に対し、
1月に破門の解除を決めたことだ。その1人が、昨年11月に
テレビインタビューで「ナチスガス室で殺された者はいない」
ホロコーストユダヤ人大虐殺)を否定したことから、批判が巻き起こった。

 バチカン側は4日に「法王はホロコーストを否定しない立場を明確に
表明している」と声明を出したのに続き、8日に法王がメルケル独首相と電話会談。
12日には法王が米国のユダヤ人団体の代表と会見し、キリスト教ユダヤ教
宗教対話の継続とともに、5月に両宗教の聖地エルサレムと聖誕教会のある
パレスチナ自治区ベツレヘムを訪問することなどを確認し、火消しに努めた。

 だが、独ではホロコーストの否定や矮小(わいしょう)化は刑法に違反する
行為にあたるため、司教のインタビューが収録された独南部レーゲンスブルク
検察当局が捜査を開始。司教の発言を放映したスウェーデンの放送局関係者から
事情を聴くなど問題はくすぶり続ける。

 法王はこれまでも、イスラム教の聖戦(ジハード)に否定的な発言をして
イスラム諸国の反発を受けるなど、失態が目立つ。今回の問題では
「政治的センスのない発言や鈍い対応など、最大の失態」(バチカン関係者)
との声も上がっている。 >