英財務担当相が辞任 同性愛の恋人宅の経費を請求

これ、意味がよくわかりませんよね。

イギリスの政治資金規制では、配偶者その他パートナーの住む家を公費で賃貸してはならない、ということになっているのですよね。

とすると、配偶者その他パートナーの住む家を公費で賃貸すれば、当然、発覚しやすいですよね。

「ローズ氏は恋人との関係が公になるのを避けるため家賃の経費請求を続けた」というのですが、公費で借りている家の家主が誰かなんてこと、当然、マスコミはチェックするはずです。普通なら、そういう、隠しておきたい関係のある家主の家を公に登録して家賃を公費で落とそうなんて、するか?

経済的利益を得ていたわけではない」って、ささやかな経済的利益(家賃節約)のために、大事な関係が公開されてしまうリスクを冒したってことですよね。バカみたい。

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http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100530/erp1005301820006-n1.htm

<【ロンドン=木村正人】英国の財政再建の先頭に立つローズ財務担当相(自由民主党)が同性愛の恋人宅を議員活動に必要な「第二住宅」に登録、賃料計4万ポンド(約530万円)を経費請求していたことが発覚し、同相は29日、「恋人との関係を公にできなかった」と謝罪して辞任した。元金融マンのローズ氏は連立政権の要になる人物で、キャメロン政権は発足早々、衝撃に見舞われた。

 昨年、議員経費乱脈問題に火を付けた英紙デーリー・テレグラフが29日付でこの問題をスクープ。ローズ氏は2004~07年、恋人宅を借り、毎月700~950ポンドの家賃を経費請求していた。

 議会があるロンドンと選挙区の二重生活を強いられる下院議員は自宅とは別の「第二住宅」にかかる経費を請求できるが、議会事務局は不正防止のため06年以降、親しい間柄のパートナーの所有不動産を賃貸することを禁じている。

 ローズ氏は恋人との関係が公になるのを避けるため家賃の経費請求を続けたといい、「経済的利益を得ていたわけではないが、過ちがあった」と述べた。経費は返還する。後任には同じ自民党のアレクサンダー・スコットランド相が横滑りする。>