風雲急を告げる

とはこのことだと思うのですが、菅政権の命運がにわかに危うくなってきました。

私は安泰だと思っていたのですが、その最大の理由は国政選挙がないことです。それさえなければ支持率なんてどうでもいいからです。

しかし、だからこそ今度の代表選でひっくり返すメリットも大きい。代表→総理になれば、ほぼ3年間安泰ですから。

もちろん、とりあえず国政選挙の洗礼を受けている菅を引きずり下ろし、国政選挙をやらずに3年間政権に居座ろうというのですから、正統性は全くない。矢継ぎ早に公明あたりと連立を実現して衆参で過半数を確保する見通しでもない限り、菅政権よりもっと不安定になるはずだ。

そもそも小沢には検察審査会の件があるのだから、代表になってから「起訴相当」なんて判断が出たらどうするのか。

鳩山=小沢では選挙に勝てないと判断したからやめたはずなのに、選挙が終わって3か月で、それもよりによって党首で復権したら、国民を愚弄したことにならないか。

しかし、こういう悪い要素が重なっているからこそ、むしろ勝負に出るという可能性はあるでしょうね。

勝負に出て負けても、離党して民主党衆院でも過半数割れに追い込むことができる。ただ何もしなくて割ろうとしてもだれもついてこないが、死力を尽くして戦った後なら、同士を糾合できるはずです。

いずれにしても、怒涛のような動きで国民を翻弄することができれば、思わぬ支持を勝ち取ることもできないわけではないと考えていると思います。

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http://news.livedoor.com/article/detail/4961605/

<小沢氏は、おそらく今週中に次の民主党代表選挙に名乗りを上げる。小沢氏は野武士だから、本能的に、戦いの時を心得ている。勝ち負けはさておき、自分が今戦うべき時期であることは肌で分かっている。小沢氏にとって、今度の民主党の代表選挙に勝てば、天下がひっくり返るくらいの大事だ、ということが分かっている。小沢氏は、負けても自分の軍勢を率いて次なる戦場を求めればいいだけ。

どっちに転んでも、死ぬことは無い。やってもやらなくても負けが無い勝負、だということが見えてくれば、勝負に出るのが普通の人間である。小沢氏がいよいよ戦いに名乗りを上げるときが来た。>