国際紛争地とみなされるのを避けるため、やむを得ぬ措置

こういう見方も、慰めの一つではあります。

問題が長引くこと自体が中国の利益だった可能性もあるということです。

そう考えれば、最初から、海上保安庁が見て見ぬふりをしてくれていれば、何事も起きなかったわけですし。

もちろん、海上保安庁を責めるのは筋違いですが、ホンネではそう思っている人もいるでしょう。特に経済界あたりでは。

おそらく、海上保安庁だってこんな大事になると予想していたら、逮捕はしなかったでしょうね。中国の対抗措置が思いがけず強硬だったので、こういうことになった。

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http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100924/kor1009242037002-n1.htm

< 沖縄県尖閣諸島(中国名・釣魚島)付近で起きた中国漁船衝突事件那覇地検が24日、中国人船長釈放を決定したことについて、韓国政府関係者は「対立が長引き(尖閣諸島が)国際紛争地とみなされるのを避けるため、実効支配している日本が実を取って譲歩した」と述べ、やむを得ない措置だったとの見方を示した。

韓国は日本との間で竹島(韓国名・独島)領有権問題、中国との間で黄海離於島(中国名・蘇岩礁)管轄権問題を抱えているが、両島とも韓国が実効支配している。

 与党ハンナラ党関係者は、今回の事態で「独島問題に影響はないだろう」とみる一方で「離於島周辺で同様な事件が起きれば韓国も難しい対応を迫られる」と述べ、懸念を示した。(共同)>