江田けんじ

これはなかなか痛烈です。

この先生も、河村市長に期待したり失望したり、なかなかお忙しい方ですが、この指摘は適切だと思います。

もっともこの先生は、参院選の直後、民主党みんなの党と提携してほしいと言っていた。

河村で見込み違いをしたのだから、国政で同じことになってもおかしくはないですけど。

民主党みんなの党の改革路線を受け入れて抱き込んでほしいというのは、よくある改革厨の理想論ですね。

元より私は、民主党のパートナーになりうるのは公明党であって、みんなの党ではないと思っていましたけれど(過去記事読んでね)、実際、そうなりつつある。

公明党補正予算に賛成するかどうかは、条件闘争の段階に入っていますよね。

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http://blog.canpan.info/jacevo-board/archive/181

<『SIGHT』という季刊雑誌の45号(2010年秋号)が、「早くしようよ、政界再編」という特集を組んでいます。結構愛読している雑誌ですが、この時点でこのテーマには、さすがにげっそりです。

田中秀征加藤紘一など、小選挙区制が理解できない人たちの嘆きはもう聞きあきました。政治家としての存在意義はもうないでしょう。

より深刻なのは、みんなの党江田憲司幹事長が、依然として政界再編が可能だと本気で信じているらしいことです。

「現在の民主党自民党の中で、我々のアジェンダに賛同する人たちをまず糾合していくと。我々からすり寄って連立したり合体するのではなく、むしろそういう人たちを取り込めるように努力をしなければなりません。(60ページ)」

与党民主党から議員が引き抜けると本気で思っているのでしょうか。

また、小選挙区制が政権選択選挙であることもまったく理解していません。

衆議院小選挙区というのは、はっきり言って、無名でも志があれば、ある程度期間を費やして、地べたを這いつくばって選挙戦をすれば打ち破れる壁なんです。(61ページ)」

自分の経験をここまで一般化できる無邪気さには驚きます。直ちに政権を獲得できる可能性があるとみなされた政党以外に投票する人はますます少なくなるに決まっていることがなぜわからないのでしょうか。

要するに、昨年の総選挙、今年の参議院選挙と、直後に政界再編があるはずだと思って臨んだのに何も起こらなかったことが分かってただ混迷しているということでしょう。>

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http://blog.canpan.info/jacevo-board/archive/154

<連携相手として、みんなの党公明党自民党がありえます(それ以外では足りない)が、公明党自民党との連携で改革が進むとは思えません。

三位一体構造の解体に取り組むのであればみんなの党との連携しかないでしょう。そのためには、みんなの党が信頼できるほどの(あるいは拒否できないほどの)改革方針を打ち出すことが不可欠です。しかし、菅さんが首相就任直後に目指した本来の民主党の復活はそういうことのはずです。>