女性が告白する文化の普及が少子化対策のカギ?

こりゃまたサーチ理論の対象?

要するに、女性は告白されて自分の価値を知るのに対し、男性はふられて自分の価値を知る、という学習過程の非対称性がある。その結果、女性にはあえて断るという戦略がありえる。他方、男性は、断られないためによほどのことがないと告白しないという戦略を取る。女性はますます断り、男性はますます告白しなくなる結果、晩婚化・非婚化が進むというわけ。

現行では男性が告白し女性が返事するというルールです。これはマッチング理論によれば、一応、男性有利と考えられています(Rothの本嫁)。男性有利だけれど結果的に成婚率が下がるなんてモデルを考えることができるでしょうか?女性が告白するという文化をもっと広めれば、成婚率が上がり晩婚化に歯止めがかかる、なんて都合のいいことになりますかね。

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http://news.livedoor.com/article/detail/5111000/

<恋愛市場において、女性が積極的、男性が消極的な傾向を強めていくのには理由があります。恋愛市場において、男女の商品価値の決定要因には差異があるからです。つまりどういうことなのか、簡単に説明します。

男性は告白に失敗すればするほど自身の恋愛市場の商品価値が下がる(と、ほとんどの場合自分で断定する)一方で、女性は告白されたという事実があればあるほど自身の恋愛市場の商品価値が上がる(と、自他ともにみなしうる)からです。

ようするに、恋愛市場において男性が商品価値を上げるためには、告白をするだけでなくそれを成功させなければならず、女性は告白されたという事実をもってのみ商品価値を上げられるという、商品価値の決定体系に男女差があるのです。

もっと簡単にいえば、告白しても運悪く(?)フラれ続けた男性は「俺なんてモテないしもうダメだ2次元へ旅立とう」と、恋愛市場から退場し、モテない男性をフリ続けた女性は「自分はこんなにたくさんの人から求められ(モテ)るんだ」と自信をつけて恋愛市場の更なる高みを目指します。その結果として、内向き志向の草食系と呼ばれる男性と、恋愛市場の至高を求めんとする肉食系の女性が生まれます。とはいっても、恋愛市場から男性がいなくなったら、それこそ勝者のいない戦場になっちゃいます。少子化的にもこれは良くない。じゃ、どうしようか、って話になります。

草食化した男性を恋愛市場に呼び戻すには、男性にも女性と同じ価値決定の体系を適用すればよいのです。ようするに「女性が男性の告白待ってないで告白してやれ! そして男性は告白されたことに自信を感じよ!」ってことですわ。男女平等だなんだ言ったって、恋愛の作法(?)として、愛の告白は男性がやることが多いですよね。多分。いや・・・モテないからあんまよくわかんないけどさ。男ばかりがフラれのリスク背負ってたから、冒頭で引用した記事みたいに、婚活イベントの男性参加者ゼロみたいなことになっちゃったんだよ。婚活イベントなんて、恋愛市場の最たるもんじゃないの。そんな場所に、満身創痍で恋愛市場から退場した男性たちが現れるとでも思ったのかいな。

世の女性たちは、持ち前の肉食っぷりを発揮して、もっと男性を恋愛市場に呼び戻して欲しい。話はそれからだ!>