日本衰退の原因はプラザ合意だそうな

「急速に」って、これはもう、ずいぶん前から中国人はそう言ってますよ。

私が過去数年に指導した中国人留学生は全員そう言いました。おそらく、中国の高校の政経ではそういう風に教えているのでしょう。

加藤嘉一も、「中国はよく日本を研究している」例の一つとして、しばしばこれを口にしている。中国に長くいるとそう言い出すらしい。

とはいえ、日本では円高歓迎の人がちょっと多すぎるかもしれません。
もちろん、個人的に歓迎する人が多い事情は理解しますけれど。

日本は失業率が低いので、円高の被害が実感しにくい。雇用が確保されている人が多いので、海外旅行や輸入品の価格低下などのメリットのみ感じる。

中国人の勘違い、と指摘するのは簡単ですが、衰退しているのはどっちか、考えてみる必要はあるかもしれません。

もちろん、新古典派成長理論における収束経路を終了した日本と、まだ収束中の中国を単純に比較はできませんけれどね。

それにしても、例によって日経の文字化けみたいなリンクに腹が立ちますね。

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< 「『広場協議』を教訓としよう」。「広場協議」とは1985年のプラザ合意のこと。中国ではそれが日本の「失われた20年」の原因との見方が急速に広がっている。

 日本は米国の求めに応じ、円高・ドル安による対外不均衡の調整を受け入れた。過度な金融緩和、財政出動による内需刺激に結びつき、「2度目の奇跡」のあだ花とも言えるバブルを招いた。日本人は誰もが株と土地に狂奔し、20年代アメリカのような「どんちゃん騒ぎ…>

http://www.nikkei.com/access/article/g=96958A9C93819FE0E0E7E2E2E08DE1E3E3E0E0E2E3E29793E5E2E2E2;bu=BFBD9496EABAB5E6B39EB5B49F889981E2A699B182ABB4E0FDA6B38A82B3A0E18296FDB3B9A48187EA9F9AA7A594A388BDBDA8819F9195BFFDAB8582829681B7ABA4A1EBEAB081E0A2A181A0F9BD8485B19D87BDB187A2F9B39C9E83B3BD859C838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3919A9886FDB7A4ABB59697EF