人情相撲

今日のテレ朝の論調はちょっと違いました。

いろいろあるけど、国民は大相撲への見方をあらためて、ありのままの姿を受け入れたらどうか、という語り方でした。

私も大相撲がスポーツになることには大反対です。

で、以下の件ですが、要は、勝ち越し、負け越しそれ自体が問題であって、いくつ勝ち越すか、負け越すかは大して影響しないという、昇進・降格ルールの問題でしょうね。

何でも、8勝7敗で平均8枚昇進、7勝8敗で平均4枚降格、それ以上負けても勝っても、限界利得、損失は1、2枚らしいです。(これでアルゴリズムがどう整合しているかは不明)

となると、すでに負け越した、またはとりあえず勝ち越したという力士にとっては、これ以上、勝ち星を増やすインセンティブはなくなります。それなら、勝ち越しのためにがんばっている力士に譲るというのは、単なる人情からだけではなく、これが暗黙のルールになれば、みんなが得するからでしょう。

で、これが真剣勝負だと思っていたファンへの裏切りだ、というわけですが、そういうこと言っている人たちに真のファンがどれだけいるか、ということもあるでしょうね。

ただとりあえず、昇進・降格システムを考え直すことを提案いたします。

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http://news.livedoor.com/article/detail/5323076/?p=4

<過去一年間の記録で検証する限り、14日目に7勝6敗の力士は、95.78%の確率で勝ち越してきたのです。

 統計学上はあり得ない数値です。

 これをすべて「八百長」で片付けるには規模がでかすぎます、協会ぐるみで行わない限り一人や二人の調整で行えるはずもありません。

 日本人伝統の「助け合い」「互助の精神」の発現であったことが、統計的に裏付けらたと私は判断したいです。 >