菅は強運の持ち主。これから小泉超えの始まりだぜ。

一夜明けて、やっぱり鳩山さんが騙されただけ、ということになったようです。
途中までは最高の展開だったのに、土壇場でしゃしゃり出てつぶした。

プロ市民を舐めるなよとか、るーぴーだから仕方がないとか、いろいろ言われている。

私は、最初から巧妙に仕組まれたというより、やはり菅には神様がついているんじゃないかと。

例えば、会期を大幅延長したのだって、土壇場で苦し紛れに取った手に過ぎなかったのに、終わってみれば、野党による今国会での不信任決議案提出を封じ込んだことになった。年末まで閉じなければ、年明けまで命を保証されたも同然。二次補正どころか、来年度の本予算まで作れる。

1回しか出せないので会期末に出してきたのに、出した後から会期延長なんて、ほとんど反則技。しかし、「震災復興」という錦の御旗があるので、延長そのものに誰も文句は言えない。

震災だって、国民にとっては不幸ですが、菅にとって天恵であることは言うまでもない。だって、直前に外国人からの献金が表面化して、絶体絶命のはずだったのですから。実際、震災復興を大義名分にすれば、いくらだって居座ることができる。小泉にとっての「構造改革」みたいなものです。政局にしようというやつは震災復興を妨げる「抵抗勢力」ですから。腹の立つ話ではありますが、事実でしょう。

とはいえ、これで「税と社会保障の一体改革」が来年度予算に反映される目途がついたことは大きい。年末まで首相の生命に保証がついていますから、来年度、2~3%程度消費税率が引き上げられることは、ほぼ確実になったと思います。

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http://news.livedoor.com/article/detail/5606430/

<なお、某所ですでに出ております菅さん(腹黒)、鳩山さん(馬鹿)、小沢さん(ワル)という比喩は、今回は腹黒が馬鹿を使ってワルを制したという意味合いで非常にすっきりと解説できるところであります。ほかにも岡田さん(石頭)、原口さん(茶坊主)、渡部さん(無能)、枝野さん(地蔵)、野田さん(置物)、安住さん(ゴミ)とかいろいろと評する筋もあるようですけれども、結果的に渡部さんの見通しが正しかったのねということで、やはり政治というのは老人の世界なのだと改めて思いました。>