電力料金値上げと「経済学者」

うん、これ完璧に正しい。やはりまともな経済学者は同じこと言う。

http://twitter.com/#!/tkshhysh/status/79554205676871680

<「原発がなくなって電気料金が高くなったら産業の競争力が落ちる」という類の意見がTLに流れてきているが、外部不経済を内部化した結果そうなるならば、それは所与の条件から得られるものが高々そういうものでしかなかった、ということなのだろう。>

この林さんをノブ様が批判しているそうな。

http://www.anlyznews.com/2011/06/blog-post_3566.html

ただし、学会のパネルで「賠償金を上乗せして電気代を上げると価格が限界費用からますます乖離してしまう」というよう言い方で、八田先生も値上げに反対していた。

ちなみに(僭越ながら)私は以前、次のように書いております。

http://blogs.yahoo.co.jp/mazepparrigo/34825079.html

<電力料金値上げというとすぐ、「企業が競争力を失って空洞化する」と言い出す輩がいるだろうけれど、政府がコストを負担して価格の資源配分機能を損ねてまで企業に日本に居させろ、と主張するなら、経済学者とは言えない。>

http://blogs.yahoo.co.jp/mazepparrigo/34993507.html

<電力料金を引き上げると日本企業が競争力を失う、だから電力料金を低く据え置け、という議論のおかしさは明らかです。これは、民間企業を助けるために、電力料金を価格統制する社会主義をやれ、と言っているに等しい。

民間企業である電力会社が経営判断で(電気を使わせるため)さまざまな割引をするのはよい。しかし、それを代わりに国家がやるのはおかしい。>