原発国有化

これって、経産省の役人にとって願ったりかなったり、のような気がしますが、財務省は嫌がるでしょうね。

だって、経産省にとっては一気に大量の天下りポストが出来るわけです。

国有ということになれば、何事も国会で審議し承認してもらって進めることになるので、官僚が個人的責任を取る必要もない。

一方、政府が、場合によっては巨額の賠償責任を負うことになりますから、財務省は反対しますよ。

それでも、この御時世で民から官に経営が移るなんて僥倖は滅多にないんだから、これまで経産省が民間会社に経営させていたことがむしろ不思議なぐらいです。

原発導入当時、電力会社と政府の間に暗闘があったという話も聞きますよね。もし、電力会社が政治力で原発の主導権を政府から奪った、という経緯があるなら、今になって、「政府の方針にしたがって進めてきただけ」などと言い逃れるのは許されません。

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http://news.livedoor.com/article/detail/5710043/

<日本で民間ベースで原発を新設することは、少なくとも向こう10年は不可能でしょうが、それは大した問題ではなく、これから建てるならガスタービンのほうが安い。ただ現在、運転されている原発のリスクを電力会社が負えるのかという問題があります。原発のリスクのほとんどは政治的な問題なので、民間企業が管理するのはむずかしい。すべての原発を政府が買収して国有化することは合理性があります。おそらくそれが今後も原発を継続させる唯一の道でしょう。 >