奥穂高岳で落石事故
この事故、私は同じコース(ザイテングラート)を事故の数日前に下山しているので、他人事とは思えません。
ヤフー知恵袋に近接目撃者の証言があるので、メモ。
私が撮った写真でちょっと見てみましょう。ザイテングラートは正面の緑の丘で、山頂稜線は、この奥の雲に隠れています。この写真を見る限り、大したことないように見えます。
しかし、実際は、けっこうきつい岩場の登りなのです。これは下りに撮った写真ですが、稜線から少し下りてきたところです。多少は厳しさが伝わるでしょうか。
それにしても、「孫を助けようと自ら飛び込んでいった」という状況はよくわかりません。池や川なら、すぐ飛び込むというのもありうるが、山で飛び込んだら即死であることは、誰もがわかっているでしょう。思い余った、ということでしょうか。痛ましい限りです。
小学校2年生をこんな危険な山に連れて行く祖父母、という批判はあたらないと思います。
だって、小さな子を連れて登山している大人って、穂高にはすごくたくさんいますからね。特に珍しいことをしている、という印象はありません。
もちろん、小2で奥穂高、ってのはすごいですよ。
私なんか、小4の時、父に連れられて大菩薩嶺に登り、バテて、一緒に行った他の家族の元気な(中学生の?)お兄さんに背負われる羽目に陥りました。父は我が子を「情けない」と思ったでしょう。勉強ができるのはあたりまえで、スポーツでかっこいいところ見せないと、父親というのは子供を誇らしいと思わないところがある。
それ以来、私は父の愛情を失いました。
私がこの年になって(場合によっては危険な)登山やトレッキングなどするのは、幼いころに受けたトラウマの清算、という意味があるのかもしれません。
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<私は昨日落石事故の10m位下を登っていました
突然女性の叫び声が聞こえたので事故があったとすぐ気付き女性を見ると、またすぐ(落石から1秒くらい後)叫び声が聞こえ男性が手を伸ばしながら断崖を落ちていくのが見えました。男性は落石で滑落したのではなく孫を助けようと自ら飛び込んでいったと思います。
男性の奥さんに話を聞くとすれ違った登山者が落石を起こしすぐ下の登山者は落石を避けたが下山途中だった今回事故に遭われたお孫さんは背後からの落石によりだったので避けることも出来なかったと思います。
落石を起こした登山者はかなりのハイペースで登っていて(私も抜かれました)強引に登っているように見えました。
落石した石は50~60cm四方位の大きさだったと聞きましたので(推定)150キロくらいはあるのかなこれほど大きな石はかなり過重OR引き寄せないと滅多に落ちないと思います。
このような落石危険地帯&登山道も狭い場所では強引には登らないで常に落石を起こさせないよう注意しながら登らないと大事故に繋がります。
今回の事故は落石を起こした登山者にかなり責任があると思いました。
落石を起こした登山者には男性の奥さんと一緒に下山してもらい山岳救助隊に状況説明をするよう促しました。
ニュースでは落石起因者が居た事を報道されなかったので驚きました。>