従業員の賠償責任

hamachanの記事のコメントより。

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-5488.html

<これ、何気に「会社は誰のものか」というライブドアの頃に流行った話とも関わってますよね。

欧米的な「会社は社員(株主)のもの」、旧日本的な「会社は社員(従業員)のもの(共同体)」が、価値観と言葉の意味の両方がひっくり返っているから、どちらも"正しく"通るようになっているという。>

東電の賠償責任と絡めれば、本来、東電の従業員が賃下げで賠償原資を捻出しなければならない義務はないと思いますよ。「会社は株主のもの」とすればね。

しかし、「会社は従業員のもの」という考え方に立てば、従業員も連帯して責任を負わなければならない。

問題は、この考え方を都合よくテキトーに使い分けることです。

原発の安全管理において、今回の震災で過失と認定されるべきものは従業員にはなかった、と思うのですよ。もちろん、経営陣には、安全設計や津波対策などについて責任を問う余地がある。

従業員は、これまで通り通常の業務を行っているのですから、本来の賃金を得る資格はあると思いますよ。

資本主義国で従業員の責任を問いたがる国民というのは、、、?