土居丈朗、日銀を語る

全体として空気を読んでいるような発言だけれど、ここだけちょっと踏み込んでいる。これが実現したらかなり実質的な制度変更だ。

http://ryumurakami.jmm.co.jp/dynamic/economy/article749_8.html

<現行の日銀法は、日銀の独立性を担保したものと解されているが、実際には裁量的な
政治的介入を許してしまっています。これを改めるには、金融政策の最終的な責任を
持つ権限者を(現行の政策委員会の総体ではなく)日銀総裁とし、日銀総裁(や他の
審議委員)の任命・国会同意時に、当人に政府と政策目標についての賛同を求め、そ
れに一旦同意したならば、任期中には途中解任や裁量的な政治的介入はせず、業績連
動報酬等を用いながら政策目標の実現のために努力を尽くせるようにして、ルールに
基づく政府と日銀の関係を構築すべきと考えます。つまり、政策目標は政府と日銀で
共有するものの、その目標を実現するための政策手段は日銀に独立性を与えるという
ものです。こうした方向で、日銀法を改正することで、政策手段の独立性を強化する
ことが必要です。>