桜宮高の部活再開求め要請書…保護者・卒業生ら

現状は、教職員の異動規模をどれだけ小さくとどめるか、という条件闘争になっていると思います。

最終的には、橋下の要求が通ったという体面を作りつつ、実質的には骨抜きにするというところに落ち着くでしょう。橋下だって、「教育委員会ががんばってくれた」とか発言して矛を収めると思う。

しょせん、橋下が欲しいのは政治宣伝だけですよ。生徒や保護者にこれだけ反撃されて、「部活動をやりぬくことではなくて、事件をしっかりうけとめて学校を作り直すことが真の教育」みたいなことを言っていますけれど、本心では落としどころを探しているはずです。

教育委員会にも工夫が必要だ。橋下のメンツをつぶす決定をすると、かえって「市長辞職して再選挙」なんて、橋下に好都合な展開になる可能性がある。

大阪市民だって、まだ、総体として橋下を否定する気にはなっていないでしょう。しかし、生徒や保護者が断固反対している措置を強制することにまで賛成する市民は、（いかに大阪市民とはいえ）そんなに多くはないはずです。

「リーダーとしての橋下」まで否定する段階にはまだ大阪市民が至っていないので、市長選挙があれば橋下が勝ちますよ。シングルイシューを自分への支持と取り違えさせて強行しようとする、こいつの戦略に乗ってはいけません。

タモガミ将軍ですらこれだけいいこと言っている。

https://twitter.com/toshio_tamogami/status/296042552900079617

＜桜の宮高校の体育科入試中止の処置について、橋下大阪市長のフジテレビでの弁明を聞いていると自己弁護に終始している気がします。一学校の事を市長が判断することは、現場のやる気を無くすだけです。現場は馬鹿ばかりだから市長が直接指示をするというのは、橋下市長の思い上がりだと思います。＞

橋下を長時間出演させるテレビが悪い。

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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130130-OYT1T00859.htm?from=main2

＜大阪市立桜宮さくらのみや高校の体罰問題を受け、在校生の保護者や卒業生、弁護士らが結成した有志グループが３０日、部活動の早期再開や同高教員の総入れ替え方針の撤回を求める要請書を市教委に提出した。

　グループ名は仮称の「桜宮応援団」から「桜宮高校から体罰をなくし、改革をすすめる会」に決定した。

　要請書では部活動の活動停止措置について「生徒への苦痛をもたらす誤った措置」と批判。橋下徹市長が主張する教員の総入れ替えには「みんなが入れ替わって改革すべき点を理解できるのか」と疑問視している。

（2013年1月30日15時22分 読売新聞）＞