日銀人事: 林先生の御眼力

日銀正副総裁人事は、「黒田・岩菊・中曽」と政府提案されるみたいですが、そのおかげで今日は、かつて私が残しておいた林先生の発言へのアクセスが増えています。

http://blogs.yahoo.co.jp/mazepparrigo/4475288.html

5年前、私は「消えてしまったらあまりにももったいない」と書きましたが、ご本人のページからはすでに消えています。今さら、本人に問い合わせて「嫌だ」と言われたら消す、というわけにも行きません。

本来、文化というのはオリジナル作者の意思に反してコピーされるから、歴史に残るんですよ。

(だいたい、こちとら匿名基地外ブロガーなんだそんなことするわけないだろボケ)

あらためて全文を拝読して驚きました。林さんは黒田さんを、替わりの総裁候補として推しているんですね。まるで今日の事態を想定していたかのようだ。「大星殿の御眼力、おそれいる」というやつですよ。

林先生が、当時日銀内にいた経済学者にかなりの不満を持っていたことも明らか。隆敏先生に入ってもらって、もっと日銀べったりでない議論をしてもらいたいと思っていたようです。植田さんについても「日銀寄り」と、やんわりとくぎを刺している。

「中原伸之氏が審議委員だったころとは様変わりで,最近の議事要旨は読む気もしない」とは、これまたやんわりと、西村審議委員(当時)を批判しているのだと感じました。

林先生ご本人は、日銀に入る気はないのかね。5年前も「林さんは、オファーがあれば受けるんじゃないか」と言っていた人がいましたよ。