これで橋下は終わり

貧すれば鈍すというか、言うに事欠いてというか、「致命的」なことを口にしてしまいましたね。

我が国の風俗産業というのは、警察の管理の下、合法的に行われているサービスとはいえ、慰安婦問題との関連で「もっと風俗を使え」などと言えば、「風俗は性奴隷」みたいな無用の批判を招きかねませんよ。

米兵だって、実際には日本の性風俗を使っているのですよ。ただ、表向きは禁止で、黙認という形でのみ許容する、というのがこういうものの現実のあり方なわけです。

東浩紀twitterで曰く、<英語圏の「政治的に正しい」表現をリベラルで進んでいると思うのが日本の知識人で、たしかにその点で猪瀬直樹橋下徹も無教養というか無防備だし、それで外交上失点が起きれば非難すべきだけど、しかしそれとは別に英語圏の偽善はしょせん偽善でしかないんだから過剰に真に受ける必要ないだろうに。>

欧米の正義なんてのは偽善だからこそ、正面からこれに挑戦するような発言を政治家は慎むべきだと思いますね。

アメリカにも性風俗は存在し、時々、○○州知事とか、IMF専務理事みたいなエライ人が捕まる形でのみ表に出てくるのはなぜでしょうかね。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130513-00000127-jij-pol

日本維新の会橋下徹共同代表(大阪市長)は13日、旧日本軍による従軍慰安婦問題について、「慰安婦制度は必要だった」との認識を示した。橋下氏はまた、在沖縄の米軍幹部に対し、米兵による風俗産業の利用を促したことも明らかにした。

 歴史認識をめぐる安倍晋三首相の言動が中韓両国などとの外交摩擦となっている中、慰安婦の存在を是認した橋下氏の発言に対し、与野党双方から批判の声が上がった。

 橋下氏は同日午前、大阪市役所で記者団に対し、「銃弾が雨・嵐のごとく飛び交う中で、命を懸けて走っていく時に、猛者集団、精神的に高ぶっている集団をどこかで休息させてあげようと思ったら、慰安婦制度が必要なのは誰だって分かる」と述べた。

 橋下氏は同日夕にも記者団に「軍の規律を維持するため、当時は必要だった」と改めて主張。さらに、大型連休中に米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)を視察した際、米司令官に「もっと風俗業を活用してほしい」と求めたことを明らかにした。その理由について橋下氏は「性的なエネルギーを合法的に解消できる場所は日本にはあるわけだから」などと語った。

 維新の小沢鋭仁国対委員長は、橋下氏が同時に侵略の事実を受け止めるべきだとする発言もしていることを踏まえ、「全体を通して聞いていただくことが重要だ」と釈明した。しかし、維新議員団幹部の1人は「歴史のタブーに触れる問題発言だ」と非難。別の幹部も「党の考えを代表したものではない」と火消しに躍起となった。

 一方、自民党幹部は「論外だ。致命的な発言になるだろう」と批判。民主党海江田万里代表は「慰安婦制度は必要ない」と強調し、共産党市田忠義書記局長は「戦慄(せんりつ)を覚えた。市長や党首の資格はない」と語った。 >