コルティナ・ダンペッツォ(9/2)
関空からアムステルダムで乗り継ぎ、22時過ぎにヴェネツィア着。
あいにく直行バスが出た直後で、ようやく23時20分にサンタルチア島へ。
この街は昼間でも道に迷うことで有名。だから、そういう状況で映画が何本も撮られている。夜中12時近くのホテル探しは最悪。現地の人に地図を見せて道を聞いても要領を得ない。ただでさえ階段の多い街で、スーツケースを引っ張って歩くのはたいへん。
結局、最初の直観はほぼ正しく、24時過ぎにホテルでチェックイン。
インターネットはパスワード等を聞き忘れたのであきらめ、シャワーを浴びて寝る。
早朝に聖マルコ教会に行きたかったが、鉄道の時間の関係で無理と判明。
早朝6時に起床。サンタルチア駅へ。イタリア人は早起きである。まだ7時なのに、通行人であふれている。
Calalzoまで直通があるはずだったが、8月31日から9月13日まで運休。途中の町までしか行かない。車掌に聞いたら、幸い、」バスで振替輸送とのことだったので、とにかく乗り込む。
9時に途中まで着く。バスに乗り換え、1時間半でCalalzo着。さらにDolomiti Busに乗り換え、ようやく12時ごろCortina着。
ホテルはバスターミナルから少々距離はあるが、従業員はとても親切。部屋はきれい。
着替えて、一昨日買ったトレッキング用靴にはきかえ、13時ごろ、歩きだす。トゥアーナ山頂へのロープウェイをめざす。
最初、道を間違え、乗り場をはるかに過ぎてしまった。大汗かいて戻り、ようやく14時ごろ山頂へ向けて出発。
ほどなく山頂へ。さすが3200メートルの山頂は空気が薄い。時々、大きく深呼吸しないとフラフラする。
眺めは絶景。周りの山がすべて剣岳以上の奇観。こんなところは世界でもここしかないだろう。
山頂付近の展望台から山頂までの道は立入禁止であった。「アルピニスト専用」と書いてある。それほど危険な尾根には見えなかったが、呼吸が苦しいので立入はあきらめた。
ビーチ用の長椅子がたくさん置いてあり、のんびりと日光浴。3200メートルだから気温はかなり低いが、直射日光は強烈で、横になっていると暑くなってくる。同じく、一昨日買った帽子が役立った。
山頂でゆっくりして、15時過ぎに下山。もう一つの山に登ろうかと思ったが、あわただしくする必要もないと思い、途中の展望台で、絶景を肴にビールを一杯。
下山した時はほとんど16時。さっそく、もう一つのロープウェイ乗り場に向かったが、すでに終電は出た模様。
バスターミナルに向かい、明日のTre Cimeへのバス切符を買う。
ホテルに17時ごろ戻り、昼寝して、19時半に近くのレストランへ。
高級店の風情だが、ディナーのコースはたった38ユーロ。ワインをハーフボトルで白赤それぞれ11本ずつ注文し、チーズ皿を追加しても合計67ユーロ。大いに得した気分。
21時半にホテルに戻る。