右翼が脱原発に賛成!?

へ~、これは意外。これまで、反原発は左翼の専売特許だったからね。

西尾幹二とか「竹田宮」様とか。

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http://news.livedoor.com/article/detail/5653712/

<保守派、そして右翼陣営の<流れ>が変わってきた。原発についての<流れ>だ。今までは原発賛成派が多かったが、このところ逆転しつつある。西尾幹二さんや、竹田恒泰さんなどの発言も影響が大きかった。又、日本の土地が汚されている。そのことへの危機感も強い。一水会でも機関紙『レコンキスタ』には反原発の主張が載り、一水会フォーラムにも反原発の人が講師として来ていた。

 一方、ネット右翼というか、「市民派右翼」というのか、そういう中には「反原発デモ」の妨害を行ったり,「原発推進デモ」をやった人もいる。

 僕は6月11日の(土)のデモに行ってきた。反原発のデモは4度目だ。長い時間歩いたので疲れた。午後の6時過ぎ、解散地点の新宿アルタ前に着いたら、もの凄い人だった。ただ、近くで,「市民派右翼」の人達がマイクで叫んでいた。「原発反対を言う人間は反日だ!」と。だったら「反日」でもいいやと思ってしまう。5月7日(日)に渋谷でデモをした時も、「こら鈴木! 売国奴!」と、知らない人に怒鳴られた。

 昔は僕らも同じだったな、と思った。左翼の言ってることに反対していればいい、と思っていた。憲法、防衛、天皇制、教育…と、あらゆる問題で、左翼に反対していれば、それが<愛国的>だと思っていた。同じことを未だにやってる人々がいるんだ。「反原発を言ってる奴らは、皆、左翼で、日本の国力を弱め、破壊しようとしてる奴だ」と思っていたのだ。今、そんなことはないのに。

 「原発賛成」と大声で言わなくても、「でも日本には必要だ」と思ってた右翼の人は多かった。ところが、このままでは日本は滅ぶ。そう憂い、「反原発」に変わり、それを勇気を持って言う人達が増えて来た。

 4月14日(木)、チャンネル桜原発、是か非かの大討論会があった。推進派の人達4人と反対の人4人の討論だ。反対派の一人として僕も出た。又、西尾幹二さんも出た。西尾さんは言う。「今まで日本には原発は絶対に必要だと思っていたし、マスコミに出て、そう主張してもきた。しかし、今回の事故で、それは間違っていたと分かった。今までのことを自己批判し、これからは反対派に回る」と言った。勇気のある態度だと思った。普通、学者なら、絶対に間違いを認めない。あれこれ理屈をつけて、ごまかす。西尾さんは偉いと思った。(中略)

このフォーラムの他にも、竹田恒泰さんの論文が投げかけた問題提起が大きかった。竹田さんは一水会機関紙『レコンキスタ』の5月号の一面に、<原発には「愛」がない!=保守のための脱原発論>を書いたのだ。本格的な反原発論だ。勉強会の講師の発言ではない。機関紙の一面論文だ。一水会の方針でもある。竹田恒泰さんは慶応大学講師だが、実は、旧皇族竹田宮家の一員で、明治天皇の玄孫に当たる。旧皇族として、皇室問題についての本も沢山書いている。>