スイス(2010年9月):マッターホルン

イタリア・ドロミテに続き、スイス・アルプスを訪ねました。
 
だいたい私は欲張りで、1回の旅行で1国では我慢できないので、無理やり2国訪問を強行します。この場合、往々にして強引なスケジュールとなります。今回も、ドロミテ・オルティセイを早朝に発って夕方までにマッターホルンの麓の村ツェルマットまで移動します。乗り継ぎがうまくいけば7時間程度の行程ですが、1ヶ所でもうまくいかないとその日のうちにツェルマットまで辿り着くことはできません。1日2本しかない急行に乗らなければならなかったりしますから。
 
このためには、朝5時過ぎにホテルを出て、始発のバスに乗らなければなりません。実際、そんなバスに乗っていたのは、私と、1組の日本人中年夫婦だけでした。やはり、こんな強引な旅程を組むのは日本人だけですかね。とはいえ、この中年夫婦ですら、駅でどの電車に乗ればよいかわからないようでモタモタしていたので、教えてあげました。
 
途中、Brigというところで有名な「氷河特急」に乗り換えます。この車両は、天窓のついた最上級車両でしたが、なぜか鈍行でした。
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この日は天候に恵まれず、村から山は全く見えません。
 
翌日も天候はイマイチで、ケーブルカーの終点から望む朝のマッターホルンはこんな感じ。 
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40分ばかり歩いて、氷河が削った谷に出ます。ここの標高は2600メートルぐらい。
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この中腹にマッターホルン登頂の基地になるヘルンリ小屋があります。そこまでは誰でも登れるようですが、私はここまででへたばってしまいました。
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光と雲の戯れ。
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氷河の谷から下り、ロープウェイに乗って、標高3000メートルの展望台に向かいます。9月初旬は山のシーズンとしてはほとんど終わりで、夕方4時ぐらいとなると、ここも、私以外は日本人の女性カップルをみかけただけでした。ただ、マッターホルンの眺めは素晴らしい。
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翌朝は快晴。寝坊したので「モルゲン・ローテ」は見逃しましたが、朝のマッターホルンは絶品です。
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登山電車で氷河見物に向かいます。コルナーグラート氷河。
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ここから2時間ぐらいハイキングするのが定番です。こちらではマウンテン・バイクが盛んなようです。下っていると、時々、後ろから追い抜いてくる自転車に道を譲らなければならない。少々、腹が立ちますけれど、見ているととても気持が良さそう。
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一番有名な、リッフェルゼーに映る「逆さマッターホルン」。
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ついさっきまで快晴だったのに、30分でこんなに雲が出ました。これが山の天気なのですね。
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