早生まれは損?

よく知られている事実ですが、私も実感はありません。

4月生まれと3月生まれ、ほぼ1年の差がありますからね。小学校低学年でのこの差は大きいでしょう。

私は5月生まれで、だいたい標準偏差2コ分、平均より背が高かったのだろうと思うけれど、得した思い出は特にありませんね。

「最終学歴が4年生大学だった確率は、4月生まれの方が3月生まれに比べて男性で2%、女性で1%高かった」って、「生涯100ミリシーベルトでガン死亡率が0.5%上昇」より大きいですね。

てことは、3月生まれは次の学年に入っていれば1、2%大学卒業率が高くなるはず、ということか。この不公平は、学年を何月で区切っても発生するわけで、いかんともしがたいな。

************************************************************

http://www.j-cast.com/2011/12/04114610.html

<英国の経済研究機関「Institute for Fiscal Studies」(IFS)は2011年11月1日、「子どもの健全性や試験の成績は誕生月が影響する」という内容の報告書を発表した。英国では学校の新学期が9月のため、誕生月が8月の子どもは「早生まれ」となるが、その子たちにとって残念な結果となった。

例えば、16歳で受験する「GCSE」という英全土での統一試験の成績は、8月生まれの男子は9月生まれに比べて12%、女子は9%、それぞれ低いという。トップクラスの大学に進学する率も、8月生まれの子の方が20%も下回った。さらに「小学校の頃からいじめを受けやすく、学校生活で自信を失っている子が多い」と悪材料が並ぶ。

成績不振から、10代でタバコや酒、麻薬に手を出す傾向も高くなるそうだ。IFSでは、学校での成績や学歴、「自分の人生を思い通りに生きられる」という信念は、社会に出てからも収入面に影響を与えることから、8月生まれは9月生まれよりも生活レベルが厳しくなると推測している。

日本でも早生まれに関する議論は以前から見られる。インターネットの質問サイトをのぞくと、「早生まれの子は不利なのか」という問いに、幼稚園に勤務していたという回答者からの「体格だけでなく能力の差を感じた」との書き込みがある半面、自身が早生まれという人は「子ども時代に苦労した覚えはありません」と否定する意見もある。

内閣府経済社会総合研究所が2006年6月に発表した研究報告書では、誕生月と最終学歴の関連性が示されている。02年10月の時点で25~60歳男女を対象に実施した調査で、最終学歴が4年生大学だった確率は、4月生まれの方が3月生まれに比べて男性で2%、女性で1%高かったという。

(続く) >