ドランクドラゴン・鈴木が「自首」した件

私も、この鬼ごっこ番組、途中から見てましたけれど、鈴木が「自首」したくだりには違和感を覚えました。

と言っても、「男として、芸人としてだらしない」というような、ネットで批判している人たちの観点からではありません。

これ、しょせんテレビ番組ですから、「自首」すれば確定する「賞金」なるものを、タレントがそのままもらえるわけではありませんよね。

芸能人というのは、できるだけ長くテレビに映っていたいわけで、「自首」してカメラの前から消えて何もいいことはないでしょう。

とすると、鈴木が「自首」したのは、「男として、芸人としてだらしない」からではなく、別の意図があったからではないかと思うのですよ。

要するに、ヘタレとして批判される存在が番組的に必要だった、というだけのことでしょう。

批判している人も、半ばそういうものと心得てゲームに参加しているということなんでしょうが。

「あなたのような人間になりたくない」というけれど、現実世界ではそういう人間でないと生き残れない、だからせめてテレビではそういう生き方を見たくないから批判する、というお約束のゲームに、参加しているってことですかな。

イモトのマッターホルンについても同じことで、彼女が自分の足でしっかり下りたら、完璧すぎて面白くない。かえって、ヘタレてヘリコプター下山した方が、視聴者を釣ることができる面白い番組になる。

ところで、最後まで見なかったのですが、永井大は逃げ切ったのですか?

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http://news.livedoor.com/article/detail/7034202/

ツイッターネット掲示板で、お笑い芸人、ドランクドラゴン鈴木拓の株が急上昇している。きっかけとなったのは、今月7日に放送された「逃走中」(フジテレビ系)における彼の行動だ。

同番組のルールは、「逃走者」になる出演者が、「ハンター」から逃げ切れたら賞金を獲得できるというものだが、同番組内で、鈴木は賞金の一部を確保できる「途中リタイア」を選択した。

もちろん、鈴木の行動は番組のルールに則ったもの。なんら違反をおかしたわけではない。それでも、鈴木の行動に納得いかない視聴者から、彼のツイッター・アカウントには「最低だぞカス」「ゴミ」「見ててイライラするんだよ」といった怒りのツイートが殺到したのだ。
(中略)

罵倒に近いコメントが浴びせられるなか、決して逆上することなく、それでいて、機知に富んだリプライを行う鈴木に対し、ツイッターネット掲示板では「毒舌キャラとして再ブレイクするんじゃないか」「なんだよ鈴木おもしれーじゃねーか。なんでTVでそれ発揮しないんだよ」「こいつ好きになったわ。ちょっと鈴木が出てるDVD探して借りてくる」「鈴木さんすごいっすねw叩かれても返しのキレがぱないw」などと絶賛する声が相次いでいるのだ。>