敦賀原発

どこぞの政党の公約からフェードアウトしてしまった(?)「原発フェードアウト」論ですが、意外と現実味あるかもしれませんね。

やはり、規制委員会が安全と判断した原発のみ、再稼働させるということになるんでしょう。自民党も規制委員会の安全性判断にしたがうと公約していますし。

となると、規制委員会の責任は大きく、そう易々と安全判断は出ないかもしれません。仮に再稼働しても、そのうち10年、20年と経ち、耐用年数の40年を越えてくる原発が増えてくれば、もはや稼働できなくなりますね。

要は新設を認めなければ、自然に脱原発になるということです。それがフェードアウトってことでしょう。

で、新設が認められるかどうかは、今後のエネルギー価格状況、国民世論に依存するということだな。

敦賀については、あっさりと廃炉にした方が、国民の信頼を得ることができるかもしれません。苦渋の決断だが安全性を優先した、というイメージを作れますから。

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http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20121210-OYT1T00684.htm?from=main4

原子力規制委員会は10日、日本原子力発電敦賀原発福井県)の破砕帯(断層)の現地調査結果に関する評価会合を開いた。

 評価会合は全員一致で、2号機直下の破砕帯は活断層の可能性を否定できず、すぐ近くの浦底断層に引きずられて動く恐れがあると結論づけた。

 これを受け、規制委の田中俊一委員長は「今のままでは再稼働の安全審査はできない」と述べ、日本原電から安全性を証明するようなデータが追加で提出されない限り、再稼働は認めない方針を示した。

(2012年12月10日16時28分 読売新聞)>