相場は、誰でも勝てる時だけやる

うまいこと言うね。

だから「誰でも勝てる時」を作るのが経済政策だと思うんですよ。それ以外の改革とかいらない。

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http://blogos.com/article/53752/?axis=g:0

<こうした爆釣相場では、リスクを取る人は一気に資産を増やすことになり、アベ御殿が建ちます。石橋を叩いて渡らないような臆病者は、これだけ日経平均が上昇しても、ゴムサンダル一足分しか資産を増やせません。

初心者は大きなリスクと取って結果を出した人を「投資が上手い」と勘違いします。もっとも、"初心者"の中には、大学教授やアナリストも含まれますが。リスクテイカーが利益を得る原因は「腕がよい」ことよりも「運がよい」ことの方がずっと多いです。

本当の意味で腕が良いのは、投資が上手いというのは、メリハリのつけ方が上手く、資産がドローダウンするリスクを抑えつつ、チャンスがきたら資産を増やせることをいいます。ただし、CAPM理論のようにエレガントに最適なバランスを計算で出せるほどマーケットは甘くありません。結局、マーケットのフレーバーをどう感じるかであり、これはダニエル・カーネマンがいうところの「システム1」まで昇華された判断であるのが理想です。

マーケットは、どんな時でも勝てる方法を探すよりも、誰でも勝てる時だけやる方が簡単です。
このひと月はまさにそんな地合いです。>