自転車:歩行者との事故に高額賠償判決…過失相殺認めず

こういう最近の判決は良い傾向です。

どだい日本はアメリカみたいな自動車社会になるわけない。そのため都市の公共交通、特に電車はよく整備されているけれど、料金が他の先進国に比べてちょっと高い。

大学人として最近気になるのは、どんどん増えている留学生が、高いからと言ってバスに乗らず、安い、よく整備されていない自転車で通学していることです。

こいつらが交通事故の加害者になったらどうするのか、と心配でならない。だいたい資力が日本人学生にくらべてはるかに低いですし。

そもそも、自転車通学はバス通学に比べてはるかに危険ですよ。

危険性を説いてバス通学に変えさせると行っても指導には限度がある。法律でもっと厳しく自転車を規制するべきです。保険加入を義務付けるというのも一つの手段でしょう。

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http://kurokawashigeru.air-nifty.com/blog/2010/08/821-d5d2.html

交通事故の被害者は被害者なのに、どうして、自動車と自転車ではこうも差があるのか。同じような事情で死んだり怪我しているのに、片や警察が介入し、保険や裁判で被害が補償される一方、片やほとんどがひき逃げで証拠すら残せず保険もないからと賠償判決が出ても払われず被害者は泣き寝入りとなって、理不尽である。

自転車がエコだなんだともてはやされているが、歩道を自動車並みに暴走して危ない思いをしたことは何度もある。携帯メールしながら自転車に乗っているバカも後をたたない。それなのに自動車の運転並みに罰金や懲役刑がないことは不可解である。そんなことで自転車のおかげで歩道が全然安全ではない。被害者側が賠償請求の裁判で歯止めをかけるしかない。

一方、自転車を使わざるをえない事情も広がっている。
一つは都市の無秩序な拡散。昔は開発できなかったような駅から遠いところがどんどん開発されて、クルマに乗れない人は自転車に乗らざるを得なくなっている。
その上、近年の公共交通、とりわけバスの衰退と、諸外国と異なり、公共交通の整備について公的責任がまるでないため、バスなどの軽易な公共交通がなくなっている。残っていても用事をいくつもこなさなくてはならないような生活にはフィットしないような運転本数しかなくなってしまった地域が多く、結果としてマイカーか自転車に依存しなければならない生活になっている。自動車に関しては道路整備が公金で際限なく行われ、通行料まで公金で補助されてタダ同然になってきているので、公共交通については見捨てられる一方である。