どうしてもリフレしたいなら

これは以前、土居さんが主張していたことだな。

http://blogs.yahoo.co.jp/mazepparrigo/33144383.html

やる気のない人に、できないと思っている人に、政治がどれだけ圧力をかけてもムダであって、「デフレを止められる」と言っている人を日銀総裁にすべし、というわけ。

リフレ派、みんなの党自民党上げ潮派が推薦する人を日銀総裁にして、やりたいようにやらせて、それでデフレが止まればよし。止まらなかったら、それはそれでリフレ論争に決着がつくことになる。

ただ、ここで橘さんが挙げているクルーグマンという人選は適当でない。彼は今や金融政策限界論者で、むしろ財政政策推進派である。

では誰がいいかと言うと、意外と難しい。バーナンキに日米兼任してもらえれば何よりだが、それは無理とすれば、彼に誰かを推薦してもらうのがよいと思う。

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http://news.livedoor.com/article/detail/5376029/

<仮に日銀法が改正され、リフレ政策が採用されたとしても、日銀がそれを正しく行なうかどうかはわからない。というよりも、インフレターゲットを宣言してもデフレが続くようなら「やり方がなまぬるい」と批判され、ハイパーインフレが起これば(やり方を間違えた)「戦犯」として断罪されることになるのだから、これではあまりにも損な役回りだ。こんなに条件が悪ければ、誰だってマトモに仕事なんかしないだろう。

この難題をクリアする方法はひとつしかない。

リフレ政策が正しく行なわれるためには、結果がどうであれリフレ支持派が納得する人物が日銀総裁になる以外にない。だったらその適役は、創始者であるポール・クルーグマンをおいてほかにはいないだろう。クルーグマンだって、自らの経済理論の正しさを天下に示す千載一遇の機会なのだから、喜んで引き受けてくれるにちがいない。

はたしてこの方法はうまくいくのだろうか?

私が思うに、もしクルーグマン日銀総裁になれば、それだけで(なにもしなくても)インフレ期待が起き、株価が上昇し、景気が上向く可能性がある(それもきわめて高い確率で)。これなら国債を増発して紙幣をばら撒く必要もないのだから、リフレ否定論者だって文句はないだろう。

支持率の低迷に喘ぎ、国民から見捨てられつつある民主党政権は、いますぐプリンストンに行って三顧の礼をつくしたらどうだろう。 >