住宅ローンは返さなくてもよい

これは面白いね。

「住宅市場の低迷で住宅価格が大きく下がり、現在の価格で家を売っても全く意味がないからだ」って、差し押さえて競売しても、どうせ銀行はローンのほとんどを回収できない。だから、差し押さえられることはない、ってことかね。

アメリカでは住宅ローンはノン・リコースだから、家の担保価値がなくなると、給与を差し押さえて返済させるってわけにいかないからでしょうね。

これまで、アメリカについては、不動産価格が低迷するとみんなデフォルトして住宅が売りに出されるから、価格の下げは早く、底打ちも早い、という解説がなされてきた。しかし、これは必ずしも正しくなく、アメリカでも、銀行が住宅の所有者に代わって、「塩漬け」にするということだ。

バブル崩壊の後遺症は、日本もアメリカも同じということです。

まあ、アメリカ経済も当分こんな状態で、そう簡単にはかばかしい回復はないでしょうね。

アメリカに学べ、なんてウソには、もう騙されないようにしましょう。

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http://f.blogos.livedoor.com/opinion/article/5624046/

<レポートによれば、現在アメリカには420万人に及ぶ人たちが深刻な住宅ローン滞納状態になっている。この420万人中、三分の二は少なくとも1年間ローンの支払いを行っておらず、ほぼ三分の一の人たちは2年以上支払いを行っていない。

支払いを怠ったからといって、そう直ぐに家から追い出されることはないようだ。特に住宅市場が低迷しているフロリダ州では、実際に家が差し押さえとなるには平均で807日かかる。(全米の平均は565日)

失業、大幅な減俸などが原因となって家の支払いができなくなってしまうということをよく聞くが、こんな報道もある。

「住宅市場のスランプが相変わらず続き、意図的に住宅ローンを払わない人たちが増えている。専門家の話によれば、現在差し押さえになっている住宅の20%は、支払能力があるにもかかわらず意図的に支払いをストップした人たちによるものだ。支払いを意図的に止めた理由は、住宅市場の低迷で住宅価格が大きく下がり、現在の価格で家を売っても全く意味がないからだ。」>