バイエルン国立歌劇場団員80人が日本公演拒否

やれやれ、困りましたな。

たった1カ月しか滞在しない外国人でさえ、これだけ心配しているのだからと、あらためて騒ぎだす東京都民が出てきそうです。

オーケストラ団員や合唱団員に限らず、その他スタッフを含めてその中から80人ということですね。主役は勝手にキャンセルしてるんだから、俺ら労働者も、ってことでしょうか。

肝心の歌手はどうなっているのか。お待ちかねのカウフマンが出ないことはすでに公表済み。ブロスもガヴァネリも理由は怪しい?

シュトルックマンはニキーチンより格上で、あえて来日を希望したとはうれしい限りですが、結局来ないって、家族が引き留めでもしたか。

ところで、すでに始まっているボローニャは大量キャンセルで、普段2000円をふんだくるプログラムをタダで配っています。

高額ギャラの主役がほとんど来ないんだから、その分、経費が浮いたということでしょうが、プログラムには出ない歌手のインタビュー満載なんだから、もらってもうれしくないわな。

http://www.bologna.jp/

交通事故死のリチトラ、「リンパ節切除手術」のカウフマン以外は、風評被害でしょうな。

カウフマン、2か月ぐらいでNYメトあたりに元気で出てきたりしたら、、、、。

オペラというのは、代役が出ても払い戻しはなし、が原則ですが、こう大きなaggregate shockとなると考え直すことも必要ということで、弁護士あたりが動いて、招聘団体あたりに要求する動きがあるということです。

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http://www.nbs.or.jp/blog/1109_bayerishe/contents/2011/09/20110920-cast.html

バイエルン国立歌劇場日本公演の開幕を目前に控え、メンバーが次々に来日しておりますが、怪我や病気によってソリストが来日をはたせず、新たに配役に変更が生じました。
 「ロベルト・デヴェリュー」のロベルト役、ホセ・ブロスは膝の半月板損傷のため手術が必要なことから、アレクセイ・ドルゴフが代わって出演いたします。同じくノッティンガム公爵役で予定されていたパオロ・ガヴァネッリは中耳炎のため飛行機での移動にドクター・ストップがかかりデヴィッド・チェッコーニに代わります。
 また、「ローエングリン」のテルラムント役は、当初エフゲニー・ニキーチンが配役されておりましたが、ファルク・シュトルックマンが強く日本公演への参加を希望したことから、テルラムント役をシュトルックマンが演じ、ニキーチンは伝令役にまわりました。ところが、シュトルックマンは来日直前に施した抜歯後の炎症により歌うことができず、オリジナル・キャストに戻ってテルラムントはニキーチンが務めることになりました。ドルゴフとチェッコーニのプロフィールを下に載せました。この公演直前の配役変更に対し、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
 なお、ニコラウス・バッハラー総裁がこの配役変更とあわせ、一部で100名が来日を拒否したため質が下がると、誤解されかねない報道がありましたので、追ってステートメントを出す予定です。翻訳が出来しだい掲載させていただきますので、あわせてご一読いただければ幸いです。現在の日本の特殊な状況におけるオペラの引越し公演に、何卒ご理解とご支援をお願い申し上げます。

公益財団法人日本舞台芸術振興会>

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201109/2011091600827

<【ベルリン時事】ドイツの名門、バイエルン国立歌劇場は15日、東京都と神奈川県で今月下旬から行う日本公演のメンバー約400人のうち、80人が福島第1原発事故を理由に参加を拒否したことを明らかにした。
 公演は23日から10月10日までで、ワーグナーの歌劇「ローエングリン」などを上演する。参加を拒否した団員は1カ月間の無給休暇を取り、公演では同歌劇場の補助メンバーや外部の関係者が代わりを務める。
 同歌劇場はドイツ出発に先立ち、日本公演参加者を対象に、東京周辺の安全性に関する説明会を開いた。団員には放射線専門家が同行。日本では団員の食事の放射線量検査を行う。(2011/09/16-19:21)