原発のメリット

これは原発と同じでしょうな。反原発(再稼働反対)の人は、そもそも原発のメリットを全く認めていないので、コストばかり論うことになる。
 
原発の人は、燃料コストが安く、一基当たりの発電量が大きいため電力料金を安くできるという原発のメリットを認めないので、彼らといくら議論しても水掛け論に終わってしまうわけだ。
 
彼らは、電力料金なんていくらでも電力会社のリストラで吸収できると思っている。いわばモンスター消費者、だね。
 
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<例えば「オスプレイが墜落するのは100万回の飛行あたり1回程度の確率である」といっても、その1回が日本で絶対に起こり得ないという確証がない限り、オスプレイ反対派の人にとってはこの確率は何の意味も持たない。
 
 逆に「エアバスA330は400万回の飛行で1回程度墜落する確率である」といってもA330を利用するオスプレイ反対派の人たちにとって「オスプレイより4倍安全性が高い」という確率の数字はほとんど意味を持っていない。ただ自分たちが必要なルートを飛んでいる旅客機がたまたまA330であるから乗っているに過ぎないのである。
 
 必要なルートを「150万回に1回程度墜落する確率」のボーイング747しか飛んでいなくとも“必要である”ならばその飛行機に乗るのである。要するに「危険性の問題」ではなく「必要性の問題」なのである。
 
 つまり、オスプレイ配備反対派の人々は“オスプレイ配備の必要性”を認めていないのであり、“オスプレイの安全性”を攻撃材料にしているだけであり、これらの人々にとっては安全性の科学的説明などさしたる問題ではない。
 
さらに、“オスプレイ配備の必要性”を認めない人々にとっては、オスプレイを必要としているアメリ海兵隊が沖縄に駐留する必要性をも認めていないから、「必要性のない海兵隊が、必要性のないオスプレイを無理やり配備しようとしている」という二重の“負担意識”によって“オスプレイ恐怖症”に陥ってしまっている。>