2014-02-28から1日間の記事一覧

日本の音楽市場はガラパゴス化している?

グローバル化、グローバル化とかしましいが、私はこと文化となるとローカル化していると思っている。文化ってのはだいたいその方がいいんだ。 **************************************** http://realsound.jp/2014/02/post-324.html ローリング・ストーンズ…

私の履歴書・市川猿翁1~7

この10年、脳梗塞(のうこうそく)になってから体調が完全でない。舞台を休演することがあるが、心はいつも舞台の上にある。あれこれ紙に走り書きしたものをまとめれば、ある歌舞伎役者の生き方を示せるのではないか。思い立って、この履歴書に挑むことにし…

私の履歴書・市川猿翁8~14

猿之助はお前が継ぐのだ。祖父の二代目猿之助は私が子どものころから、そう言って聞かせていた。御曹司は襲名イコール名題(なだい)(看板に載るような役者)昇進。大学を出た私もそろそろ襲名をと言われ、猿之助をくれるのかと思っていたら、祖父は猿蔵と…

私の履歴書・市川猿翁15~21

私は「風とともに去りぬ」のスカーレット・オハラを演じたことがある。京都の南座を1日借りて“たんからづか過激”「風渡艫荷去離奴(かぜもろともなさけのさりじょう)」を上演したのは、1978年5月のことだ。たんからづかとは、旅回りの「タンカラ芝居」を…

私の履歴書・市川猿翁22~28

「ヤマトタケル」にはいろいろな評判があった。歌舞伎だという人も、歌舞伎ではないという人もいた。「歌舞伎であって歌舞伎を超えたもの」という狙い通りの反響であったわけだ。スーパー歌舞伎はこのあと「新・三国志」3部作まで全9作を生み、観客動員は3…