グルジア

たしかにこれ、どちらが悪いのか、よくわかりませんね。

http://critic5.exblog.jp/9269246/

グルジアとロシアの紛争について、それを論じているBLOGは多いが、ほとんどが米国サイドからの世論操作と日本のマスコミの宣伝情報を鵜呑みにしたものばかりで驚かされる。特に、日頃はマスコミに踊らされるなと言い、マスコミ報道をゴミ扱いして気炎を上げているブログ左翼が、今回の紛争についてはロシア側の介入を非難し、ロシア側の行動を覇権主義だと決めつけている。私から見れば、これは完全に米国と日本のマスコミの宣伝報道に乗せられて踊らされている姿にしか見えないが、ブログ左翼は自分が真実を論じているように思い込んでいるのだろう。もう少しニュースを丁寧に追いかけて、何が起きたのか事実を時系列に整理して、問題の裏側を掘り下げて思考することはできないものか。今回の紛争を読み解くに当たって最も重要な鍵は、発端となった8月8日のグルジアによる南オセチアへの大規模な軍事侵攻のような作戦行動は、米国の事前の了承なしに単独で決行することなどできないという点である。(中略)

私は、以前の記事で、グルジアバラ革命について少し論じたことがある。これは2月に見たNHK・BSの「世界のドキュメンタリー」の番組を紹介したもので、フランスの放送局が制作したものだった。あの内容には本当に驚かされた。セルビアウクライナグルジアで行われた「民主化革命」というのは、裏で米国の財団やNGOが大量の資金を供給し、カネを撒くだけでなく活動家を養成して送り込み、メディアを利用した宣伝工作で旧政権を転覆したものだった。>

これを中国に置き換えて考えてみましょう。
チベットでも新疆ウイグル自治区でも、仮に独立できたとして、
アメリカの支持・援助を受けなければ自立できないとする。
で、それぞれの地域の漢人系住民が分離独立を主張して立ち上がり、
これを弾圧するためにチベットや新疆ウイグルの政府が軍隊を動かしたところ、
漢人保護のため中国が軍事介入した、ということになる。

どっちが悪いか、やはりわからないな。

民族紛争では、昨日まで抑圧されていた側が、今日からは抑圧者になるってことが、
普通に起こるってことでしょう。